コチドリ子育て観察記 5月26日 その4
観察記5月26日ぶんも、ようやく今回で終われそうです。
いいかげん皆さんの視力(というか、鳥見つけ力)を試すのも申し訳ないと思い、
今更ながら久しぶりにペイントを使ってみました。
コチドリ親子はこんな距離感。
ひとつところに固まっていてはくれなかったんですよね。
ほかの観察地(あるんです)では、もっとなかよし感があったんですけど、
地形的な条件の違いによるものでしょうか。
寝ぼけたような目だけど、
ちょっと見開いてみた。
立派な脚。
この素早さを見よ。
なんとか親1羽、子3羽を1枚に収めてみた。
ヒナ4羽は無理でした、1羽だけ、全然違う方に行っちゃってて。
鳥の写真を撮り始めて何年か経つけど、さっぱり写真は上達しませんが、
とりあえず1羽を撮ることで満足していたのが、2羽でなかよくしている写真が撮りたいと思うようになったものです。
今回もヒナが2羽寄り添っているところが撮りたい~と思っていたのですが、
これが最短距離でした。
ところで、この写真を撮った時間は15:19:16でしたが、15:21:28には次のような恐ろしい光景が目に!
なんたることでしょう。
平和だった中州に、ヘビがやってきてしまいました。
ヒナを狙っているに違いありません。
コチドリ夫婦は警戒態勢です。
コチドリが首を伸ばしているのは、ヒナを見ているのでしょうか?
それともヘビに対する威嚇?
コチドリたちはヘビに正面から向かい合うことはないのですが、近くにいて、
なんとかここから追い出そうとしているみたいです。
ところで、親をこうして2羽比べて見ると、右側のが黒が濃い(太い)ようなので、
こちらがやはりおとうさんなのでしょうかね。
アオダイショウでしょうか。
ヘビに対して普段は友好的な気持ちを抱いていますが、
ヘビも食べていかねばならないのはわかりますが、
私が観察しているここの4羽のコチドリのヒナだけは食べないでほしい…という身勝手な気持ちです。
頭こそコチドリのほうが大きいですが、直接対決したら、どうなんだろう?
でも、コチドリがヘビに飛びかかるようなことは一度もありませんでした。
ヘビも攻撃されるわけではないのに、このコチドリの親たちを無視してヒナを食べにいくことはできないようです。
ヘビとしては、そばにいられるだけでいやなんでしょうか。
こうやってヘビを追い出せるということが不思議に思えます。
このころヒナたちは左方向にいるので、ヘビを右手に追い出したいのですが、ヘビはまた戻ってこようとします。
助っ人あらわる?
この体格差なら、アオサギがヘビをやっつけることはできそうですが…
もちろんアオサギはたまたま通りかかっただけで、力にはなってくれませんでした(>_<)
コチドリは自分たちだけで、なんとかヘビを水辺に追いやりました。
と思いきや、また戻ってこようとします。
手を出せない人間はほんと、もどかしい思いです。
なんて憎らしいヘビだろう。
追い出せ、追い出せ。
よっしゃ。
ごめんなさいねーあなたに恨みがあるわけじゃいんだけどー。
はぁ~やれやれ。
なんとか中州からヘビを追い出すことができました。
ん?
なんとしつこいねちこいヘビでしょうか。
中州からは追い出されたものの、川べりのブロック沿いで、まだ狙ってるみたいです。
おとうさんもまだまだ警戒中。
でもヒナは隠れるでもなく、この危険をわかってるんだかわかってないんだか。
このあたりで人間は、手出しすることもできないし、運命に任せて去ることにしました。
中州には人の足跡もついていましたが、近くに下りられるようなところはなく、
この場所に行くとしたら結構上流か下流から、川の中を歩いてくることになるのだろうと思います。
実に14:21から15:48までの観察でした。
人間も結構しつこい。
まだタチアオイが咲き始めたころのことでした。
もう鈴カステラにしか見えません(笑)。
ややっ、ヘビ現る! シマくんかと思いきや、どうやらタイショウくんのようですね。
それにしても、実況中継、並べましたねぇ~、16枚かぁ(笑)。
無事でほっとしました。で、タチアオイの締めがナイスです。
by キタノオドリコ (2013-11-10 07:24)
ご訪問とnice!、ありがとうございます。
地面にくっきりと足跡があったので、はてみ さんが中州に立ちこんで撮影していたのかと思いました^^;
by Mitch (2013-11-10 08:18)
長時間の観察で面白い記録写真が撮れましたね。
このくらいの大きさになってしまえば寝ている時でもない限り大丈夫なのかもしれませんね。
by まっちゃん (2013-11-10 09:53)
dokidokidokidoki
by ゴーパ1号 (2013-11-10 21:20)
コチドリのヒナ ふわふわとして可愛いですね~
ヘビさんから上手くのがれているといいのだけれど・・・
お父さんの必死さが伝わってきます。
それにしてもすばらしい観察記録ですね!
by タックン (2013-11-10 22:31)
ブログの記事を、こんなにハラハラドキドキしながら読んだのは、多分初めてかも知れません。黄色い背表紙の文庫本を読んでいる気分でした。
ヘビは、かなりの大蛇のようですが、親鳥に威嚇されて、攻撃が出来ないと言うのは、面白いですね。現在の爬虫類は、恐竜の直接の子孫ではなく、鳥類こそが、恐竜の直接の子孫であると言うのが、最新の説ですが、やはり鳥は恐竜の力を受け継いでいるのかも知れないと、ふとそんなことを思いました。
五月の陽射しの中、長時間の観察、お疲れさまでした<m(_ _)m>
by albireo (2013-11-10 23:45)
実況長編連載?お疲れ様。
はらはらしながら読んでしまいました。
by しも (2013-11-11 08:21)
>キタノオドリコさん
この日が一番長時間観察したと思われます。
疲れましたが、いろいろ見られてよかったです。
>Mitchさん
中州に入り込んでしまっては、やっぱり侵害が過ぎるでしょうね。
でも、そもそも下りていきたくても、行けないところだったのです(^_^;)
>まっちゃんさん
ちょっと長すぎる観察でしたが、ヘビが見られたのは収穫でした。
ヒナは飛べるようにならないと、なかなか安全とはいえないのかもしれません。
>ゴーパ1号さん
ヘビが登場して、帰るに帰れなくなってしまいました。
>タックンさん
ほんとこのふわふわにさわってみたいものです。
親たちもヘビは怖いんじゃないかと思いますが、それでも守ろうとしていてすごいです。
>albireoさん
黄色い背表紙の文庫本ってなんだろう?
ヘビ対親コチドリは、ヘビの方が強そうに見えるのに、不思議です。
>しもさん
もし、ヒナがヘビに食べられちゃったら、
私はその場面を写真に撮ることになるのだろうか…と思いつつ見ていたよ。
by はてみ (2013-11-17 23:11)